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三月も半ばを過ぎました。

お彼岸を迎え、お寺での法要のあとに皆様で食事をされる機会が増える時期です。

また、卒業式や入学式など、ご家族の節目も重なります。

ご自宅やお寺の控え室で、ゆっくりと食事を楽しみたい。

そんなお声をいただき、最近は仕出し料理の配達で阿倍野の街を車で走る日が多くなってきました。

ふたを開けて、春の景色を見る

いま安来家でお作りしているのは、桃の節句や春の訪れをテーマにした弥生の献立です。

お店でお出ししている懐石・会席料理の品々を、仕出しの器や折箱にも丁寧に盛り込んでいます。

たとえば、先付。蛤の殻を器に見立てて、赤貝とわけぎの酢味噌和えを盛りました。

その上には、梅の形に抜いた人参と、うぐいすをかたどった長芋を添えています。

隣の小さなぼんぼりの器には、土佐酢で和えた白魚を。

ふたを開けた瞬間、春の景色がパッと目の前に広がるように整えます。

八寸には、さよりの小袖寿司を入れました。

シャリには細かく刻んだ梅を混ぜ込み、仕上げに軽くレモンを絞っています。

ほんのりとした酸味が、春の気候に心地よく馴染みます。

手間をかけて、春の苦味を美味しく

春の食材は、ウドやセリ、若ごぼうなど、特有の苦味やアクを持つ野菜がたくさんあります。

ただ、そのままでは少し食べにくいものです。

なので、厨房での下処理にいつも以上に手間と時間をかけます。

丁寧にアクを抜き、じっくりと出汁を含ませる。

そうすることでえぐみが消え、春の野菜が持つ本当の美味しさと香りを味わうことができます。

新じゃが芋とうすい豆は裏ごしして、なめらかな擦り流しに。

桜鯛は道明寺蒸しにして、出汁で炊いた新玉葱と、香ばしく焼き色をつけたつぼみ菜を合わせました。

どれも、ひと手間を惜しまずに仕上げた日本料理です。

ご指定の場所へ、そのままの味を

お寺でのご法事の席や、ご自宅でのご卒業・ご入学のお祝い。

周りを気にせず、身内だけで静かに時間を過ごせるのが、仕出し料理の良さだと思います。

ご指定のお寺やご自宅まで、盛り付けが崩れないよう慎重にお届けします。

お料理の内容は、今回ご紹介した献立を中心に、ご予算に合わせてご用意します。

お弁当の形やお届けの時間など、わからないことがあれば気軽にお電話でお尋ねください。

少しずつ暖かくなる気候とともに。皆様の春の集まりに、お料理で華を添えられたらと思います。

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