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弥生3月の会席料理のはじまりは、

日本料理では今までになかったようなアプローチで。

黒毛和牛を塊焼きに。

山の芋と出汁を合わせて、ふんわりとしたハンバーグのように。

新玉葱を下に敷き、その新玉葱を炊いた出汁をベースに

間には木の芽味噌を挟んで。

上には苦味のある春ならではの野菜、

こごみ、タラの芽、木の芽等で春の訪れを感じられるように。

和の出汁で炊いた玉葱と黒毛和牛が

間に木の芽味噌を挟むことによって

見た目とは裏腹に、口の中に和の春が広がるような

そんなことを感じてもらえたらと。

安来家では毎月新しいメニューで

季節を味わい、季節を感じていただけるよう

スタッフ一同で創意工夫しております。

毎月楽しみに来ていただけると嬉しい限りです。

2023年も阿倍野安来家にご来店、およびご注文いただいた皆さま

1年間本当にありがとうございました。

来年もいろいろな御料理を楽しんでいただけるように

精進していきます。

少し早いですが、おせち料理の仕込みに入りますので

2023年のご挨拶とさせて頂きます。

おせち料理ご注文の皆さまは、

良い年を迎えられるように、スタッフ一同全力で取り組みますので

どうぞよろしくお願いいたします。

秋真っ盛りも終わりに近づき、

冬の始まりが感じられる季節となってきました。

御料理は12月に入ると、さらに秋から冬らしい献立へと移り変わっていきます。

そして年末はおせち料理へと入っていきます。

年内は12月25日までの営業となります。

また年末年始の営業のお知らせも近くアップしておきます。

大阪はほぼ全域への配達をお店独自でお届けしております。

ご来店のお客様にはちりめん山椒のプレゼントもございます。

2024年の新年を、良い年で迎えることができますように

ささやかながらそのお手伝いができますように

安来家のおせち料理で迎えていただけたら幸いです。

お電話でもご来店いただいたときでも

お気軽にお問い合わせ、ご予約くださいませ。

まだご予約締め切り12月21日までお日にちございますので

ご連絡お待ちしております。

10月は神無月という、古くからのさまざまな習慣も数多くありますが

最近になって一般的になってきているものもあります。

そのひとつがハロウィンですね。

日本でもそんなハロウィンが全国で一般的になってきまして

10月にはかぼちゃの御料理やかぼちゃスイーツが定番となってきました。

そこで今月はそんなかぼちゃを使って南瓜豆腐を椀物に。

上に合わせますのは旬の脂の乗った太刀魚。

太刀魚は旨みだけを閉じ込めるように若狭焼きに。

いんげん、紅葉人参、柚子と合わせ

秋らしく菊を散りばめた椀物となっております。

先付からデザートまで創意工夫を凝らしてさまざまなアプローチをしつつ、

伝統的な王道の料理も忘れずにということから

今月のこの椀物に至りました。

ホッと落ち着くような瞬間になれば幸いです。

                                                   

安来家ではおせち料理のご予約を受け付けております。

1人用から三段重まで幅広くご用意しておりますので

まだまだ日にちはございますが、お早めにご予約いただければ幸いです。

配達と来店も選べます。12/31大晦日14時〜20時の間となっております。

ご来店のお客様にはちりめん山椒のプレゼントもございます。

ご不明な点などございましたら

お気軽にお問い合わせくださいませ。

10月に入ると、一気に秋めいてきました。

朝と夜は特に冷え込んできましたから

どうぞみなさま身体にはお気を付けくださいませ。

日本料理、会席料理でもいっきに秋の食材秋の御料理が増えてきまして、

10月の先付けも秋の代表「柿」を使った一品を。

柿を丸ごとくり抜いて柿釜にし、グラタンに。

中には車海老、帆立、マッシュルームを和えて

日本料理ならではの白味噌で仕立てます。

柿と魚介とクリームと白味噌が、非常にマッチして

食べ合わせもすごく良いです。

柿は乳製品と相性も良く、

健康にも良いとされているのも嬉しいところですね。

                                                    安来家ではおせち料理のご予約を受け付けております。

1人用から三段重まで幅広くご用意しておりますので

まだまだ日にちはございますが、お早めにご予約いただければ幸いです。

配達と来店も選べます。12/31大晦日14時〜20時の間となっております。

気になる点等ございましたら

お気軽にお問い合わせくださいませ。

10月は神無月。

神のいない月と書きますが、諸説あるなかで

全国から一斉に神がいなくなる月という、

全国の神が出雲に集まると言われております。

全国の神が集まり、神々の会議が出雲で行われます。

「人があらかじめ知ることができないこと」

つまりは人の縁やそれに関わる万事諸事について決められるそうです。

近年では出雲大社の人気の理由のひとつにもなっている

男女の縁結びもその中のひとつですね。

出雲以外の全国各地では、出雲に向かう神様を送り出す「神送り」

出雲から帰ってくる「神迎え」

そのような儀式が旧暦10月には行われていました。

そのときに餅や里芋などが供えられていたこともあり

今月の会席料理のデザートに餅を使った一品を。

亥の子餅は、その名の通りいのししの子「うり坊」に見立ててお作りしており、

外側にきなこ、求肥に黒胡麻あんを包み、中にはシャインマスカットをくるんでおります。

中身は安来家流の日本料理アレンジですが、

古くから無病息災を願って食べられていたと言われています。

左には和栗を使ったクリームブリュレ。

こちらは去年もご好評頂いておりましたので

今年も引き続きデザートにさせていただきました。

会席料理の始まりから終わりのデザートまで

ひとつたりとも、気を抜くことなく季節を感じていただける

御料理を意識してお届けしておりますので、

毎月の変化を感じていただけたらと思います。

                                                 

安来家ではおせち料理のご予約を受け付けております。

1人用から三段重まで幅広くご用意しておりますので

まだまだ日にちはございますが、お早めにご予約いただければ幸いです。

配達もしておりますので、気になる点等ございましたら

お気軽にお問い合わせくださいませ。

日本料理ならではの季節を味わっていただくために。

先月9月は十五夜、お月見がありましたので

先付けにはお月様。満月を黄身とろろで🌕

中には、昆布締めにしたサゴシを薬味和えに。

長芋で作ったうさぎも添えて🐇

左下には、旬の鱧を竜田揚げに。

叩いた梅とすりおろした林檎を和えて、かいわれと一緒に。

すすきも添えて。夏から秋へと移り変わり。

ファッションの業界ほど早くはありませんが、

実際の季節よりはひと足早く季節が進んでいく御料理。

それはやはり日本の風土、山もあって川もあって

特に自然の多く残る地域では、いち早く季節の訪れを知らせてくれます。

それを御料理に変換することで

我々はみなさまに日本ならではの文化と季節を感じて頂くものづくりが出来ていると

日々実感できております。

少しずつ少しずつ変わっていく会席料理を

小さな変化にも注目して頂きながら

安来家の日本料理を体感していただけたらと思います。

                                                    安来家ではおせち料理のご予約を受け付けております。

お電話でも店頭でもお伺いしておりますので、

まだまだ日にちはございますが、お早めにご予約いただければと思います。

配達もしておりますので、気になる点等ございましたら

お気軽にお問い合わせくださいませ。

その時期、その季節ごとに合わせた

意味のある御料理をお召し上がり頂くことも

日本料理、会席料理の醍醐味のひとつだと考えております。

今回は文月、7月の会席料理の中に、そうめんを。

賀茂茄子の肉味噌そうめん。

七夕は短冊に飾りをつけて、そこに願い事を書くというのが一般的ですが。

それに加えて、そうめんを食べるということもあるそうで。

そうめんを糸に見立てて、「芸事が上手くなるように」

小麦が毒を消すという言い伝えから「健康になるように」

そんな意味を込められて、食べられていたなんて話も。

やはり季節を味わうということをテーマにしている日本料理ですから、

そんな季節の行事ごとに食べるものも、コースのなかに織り交ぜていくのも

会席料理の面白いところではないかと思います。

そんなそうめんを7月は今が旬の、賀茂茄子を使って。

半分に切って中をくり抜いて。

皮は丸ごと素揚げにして、器とし、

中身を鶏のミンチと田楽味噌で味付け、肉味噌にして上からかけます。

そうめんはひんやり、肉味噌は温かく、

温度差のある料理に。

これから夏本番の季節、外に出歩くのも億劫になる時期ですが、

個室も各お部屋も涼しくなっておりますので、

夏ならではの季節を味わいに、阿倍野は安来家へお越し頂ければ幸いです。

6月になってくると、夏本番とまでは言い難いものの

かなり暑く蒸し蒸しとした日が続いてきます。

そんなこの水無月の季節にも、紫陽花であったり、

さまざまな細かい季節の移ろいが感じられます。

そんななかで今回は会席料理の今月の炊き合わせをご紹介致します。

日本料理の伝統を大切にしながらも、

毎月新たな挑戦をしようということで

今月の炊き合わせは、山椒のオパリーヌ。

オパリーヌというのは、砂糖を溶かして再結晶させたものを

粉々にして極薄の飴を焼いてパリパリにしたもので、

とくに西洋料理のデザートなどで見たことある方もいらっしゃるかもしれません。

それを今回の炊き合わせのメインである、牛肉の山椒煮にあわせて

その極薄の飴に山椒の粉を混ぜて、さらに綺麗な丸に型取るために

オブラートを使用しています。

オブラートも水には溶けるが熱には強いという性質を利用して

この御料理が完成いたしました。

山椒のオパリーヌをよけるとこのようなかたちに。

牛肉の山椒煮、新小芋、ミニトマト、スナップえんどう、黄身おろし。

安来家では、テーマである「伝統と革新」をより意識して

毎月美味しいのはもちろんのこと、楽しんで頂けるよう

大阪は阿倍野から発信していきたいと考えております。

日々精進で取り組んでいきます。

桜も散り、暖かくなってくると

緑の綺麗な新緑の季節を感じてきます。

会席の御料理の方も緑が綺麗な、少しずつ春から夏へと

移り変わりを感じられるような献立をご用意しております。

まずは先付から。

今月は日本料理ではあまり馴染みがないかもしれませんが、

見た目と食感で楽しめる泡ソースで始まります。

和食の基本となる八方出汁をとり、そこへしっかりわさびを効かせ

泡立てることにより、シュワシュワと溶けていく泡を感じていただけます。

下には、この季節の蓬を練り込んだ蓬豆腐。

上にいくら、手前に車海老となっております。

器として敷いておりますのが、この時期グングンと大きくなってきた蓮の葉。

そして右側が、名残の筍を使った筍の煮こごり。

本来煮こごりは、肉などのコラーゲンが固まってゼラチン状になったものを指しますが、

筍を炊いた出汁まるごとで固めた、筍を使った煮こごり風となっております。

上には鮑の酒蒸し。

5月が始まり夏へと移り変わっていく、そんなはじまりを感じられるようにと

この御料理で始めさせて頂いております。

これから気温も上がり、どんどん暑くなり季節が変わっていく

そんな移ろいを、阿倍野では安来家の御料理で

細やかな季節の変化を感じて味わって頂けますと幸いです。

安来家では、お座敷(個室)、テーブル席、カウンター席

多種多様な場面でご利用頂けるようご配慮致しておりますので、

お気軽に普段使いから、特別なシーンでのご利用まで

心よりお待ちしております。

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