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8月から9月への移り変わりは、一気に季節が進みます。

御料理に関しても同様で、食欲の秋と呼ばれるほど、豊富な旬の食材がでてきます。

そんな数々の食材を、和食ならではの調理法で会席料理として表現します。

9月のテーマはまず、お月見。2022年は9月10日が十五夜です。

別名「中秋の名月」と呼ばれ、秋の真ん中に出る月という意味があります。

平安時代から月を眺めながらお酒を飲んだり、船の上での詩歌や管弦を楽しんだりすることが、

今に続く、夜月を見ながらお団子を食べたり、お酒を飲んだりするルーツとなったと言われています。

そんな季節や歴史を表現できるのが日本料理であり会席料理。

先付からお月様とそれに浮かんだうさぎがでてきます。

ただ「秋」という季節を表現するのではなく、もっと細やかな季節の移ろいを

器と御料理で感じてもらえたらと考えております。

花形のお椀には土瓶蒸し。

そこから松茸、名残の鱧、太刀魚等旬の食材をさまざまなアプローチで提供させて頂きます。

詳しい一品一品は、また各御料理ごとにあげていく予定でございます。

最後のデザートまでがひとつの物語といつも申し上げておりまして、

デザートが、最初の先付と繋がるお月様と浮かんだうさぎで表現しており、

最後に物語が結びつき完結するかたちとなっております。

ぜひとも秋の始まりの日本料理を

大阪、阿倍野は安来家で感じて頂けたらと思います。

おせち料理のご予約も開始致しておりますので

どうぞよろしくお願いいたします。

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