202210/30
日本料理、会席料理での八寸で季節を感じる
会席料理、懐石料理での八寸は、いろいろな種類の御料理をひとつのお皿で楽しめるという
コースの中でもより季節を感じることができると思っています。
10月はいよいよ秋本番ということで。
秋らしさは全面に出てくるかたちとなっております。
左の奥から、牛肉八幡巻、イガグリ揚げ。
イガグリ揚げはさつまいもをペースト状にして丸め、そうめんをつけて揚げることで栗に見立てます。
隣りが柿・大徳寺麩・無花果の白和え。
これはあえて3種類の違う食感の食材を和えることで、白和えの中に隠れて味だけでなく
感覚的にも楽しんで頂けるようにお作りしています。
その横に焼き物、この日は今が旬のカマス。
下に降りて左から瓢亭卵、サーモンのマコモダケ巻き。
マコモダケは中国料理ではよく使われる食材で、
真菰筍と書くように筍のような食感で、柔らかくくせも無い食材です。
生のサーモンとわさび醤油と合わせることで、非常にマッチします。
その隣にイカの菊花寿司。才巻海老の黄身酢掛け。菊菜と占地の浸し。
真ん中に銀杏、そして上にむかごの松葉刺し。
むかごは山芋の赤ちゃんです。むかごの皮を剥いて、乾燥したおもちの粉を付けて揚げています。
何種類もの季節の御料理を一皿の上に表現する。
これが会席料理の中でも八寸の面白いところですので
ぜひお店で体感してください。
安来家ではおせち料理のご予約を受け付けております。
大阪市内ほぼ全域への配達・宅配、その他地域へも可能な限りお届けさせて頂きます。
ご来店にて、取りに来て頂ける方にはちりめん山椒プレゼント致します。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。