11月日本料理秋の献立を彩る椀物、八寸
秋本番、季節を感じる会席料理の中身をまた少しご紹介。
まずは椀物。
下から粟を練り込んだ生麩を、油で揚げて味をつけた粟麩。
その上にカニを薄い大根で巻いたカニの奉書巻。
紅葉に見立てた人参に、折れ松葉柚子。
手前に大黒本占地。
この大黒本占地は、「香り松茸、味しめじ」とよく言われます、あのしめじです。
松茸ほどの香りはないものの、味では松茸を超えるとも言われる大黒本占地。
しっかりと出汁を染み込ませ、お椀に添えます。
紅葉も各地でピークを迎え、落ち葉へと変わっていきます。
そんな落ち葉で隠した八寸。
細やかな季節の移ろい、日本独自の文化を表現出来るのも、日本料理の面白さだと感じています。
左から、手毬で蓋をした器が、ほうれん草とささみの胡麻和え。
カマスの小袖寿司。カマスも今の時期はすごく脂が乗っていますので、
昆布で締めて炙ると非常に旨味が引き立ちます。
手前がクリームチーズと長芋の東寺巻、明太子ソースをかけています。
イガ栗の下に、鱈の子の大根巻き、その手前に車海老芝煮。
出汁巻き卵、手前が今月は鰤の照り焼き。隙間に銀杏とむかご。
むかごは皮を剥いて、乾燥した餅を砕いたかけらを付けて油で揚げています。
むかごはなかなか普段口にしないかと思いますが、おやつ感覚で美味しく召し上がれます。
最後に右端が三元豚の冷しゃぶの生春巻きです。
アクセントに少しピリ辛のソースをお付けしています。
なるべくその日のその季節の一番良いものをご提供出来るように
日々取り組んでいきたいと励んでおります。
カウンター席、テーブル席、お座敷とシュチュエーションに合わせて
ご家族でのご利用から、お祝い・ご法事・接待まで幅広くご利用下さい。
おせち料理もご予約受付しております。お気軽にお電話くださいませ。
大阪市内全域、阿倍野はもちろん、その他各方面への配達・宅配も行っておりますので、
日本料理店、安来家の御料理でぜひ新年をお迎えください。