夜の新しい楽しみ方「懐石一品」を始めます
いつも安来家をご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび夜のお料理に、新しく「懐石一品」をご用意することになりました。
これまで夜のメニューは、「懐石料理」と「鮨懐石」の二種類のコース料理を案内してまいりました。どちらも季節の流れに合わせて献立を組み、先付けから椀物、八寸、鮨や焼物などへ進む、安来家らしい夜のお料理です。
一方で、「コースは魅力的だけれど、全部食べきれるか少し不安」
「お酒と一緒に、季節の料理を少しだけ楽しみたい」というお声もございました。
新しく始める「懐石一品」では、毎月変わる懐石料理の献立の中から、先付け、椀物、八寸など、お好みのお料理を一品より承ります。季節を捉えた懐石料理であることはそのままに、少量からお楽しみいただける形です。

「少しだけ」という形であっても、料理の考え方はコースの懐石料理と変わりません。
その月の素材、その日の仕立て、器との合わせ方を見ながら、季節の一皿としてご用意いたします。先付けで旬の入口を味わう、椀物で出汁の香りを楽しむ、八寸でお酒とともに少しずつ箸を進めるなど、その日の過ごし方に合わせてお選びいただけます。
たとえば、まずは先付けで季節の始まりを味わい、その後に椀物をひとつ。あるいは、お酒に合わせて八寸をゆっくり楽しむ。そうした使い方ができるようになることで、夜の安来家をより気軽に、そしてお客様の体調やお腹具合に合わせてお楽しみいただければと考えています。
懐石料理は、本来、季節の移ろいを一皿ずつ重ねながら味わっていただく料理です。その流れを大切にしながらも、必ずしもフルコースでなければ楽しめないものではありません。6月は梅雨から夏至へ向かい、涼味や青もみじ、水無月らしい軽やかさが料理にも映る時期です。その月の献立から一品を選ぶだけでも、季節の香りや出汁の余韻、日本料理らしい間合いを感じていただけます。

たくさん召し上がるのが難しい方、ご年配のお客様、お酒を中心に少しずつ味わいたい方にも、懐石料理を身近に楽しんでいただけるきっかけになれば幸いです。もちろん、これまで通り「懐石料理」「鮨懐石」のコース料理もご用意しております。しっかりとお食事を楽しみたい日、少しだけ季節の料理を味わいたい日、それぞれの過ごし方に合わせてお選びください。
また、初めて安来家をご利用くださる方にとっても、「懐石一品」は季節の料理を知っていただく入口になるかと思います。いきなりコースを決めるのではなく、まずは一品から味わってみる。そこから次の機会に懐石料理や鮨懐石をゆっくり楽しんでいただく、そんな使い方もしていただければと思います。
まずは実験的に始めさせて頂きますので、お客様のお声を聞きながら、より良いかたちを作っていければと考えています。
こちらも全てのメニューに関しまして共通で、2日前までのご予約をお願いしております。
「懐石一品」は、懐石料理と同じく毎月の献立内容によりご用意できるお料理が変わります。内容につきましては、その時々の献立に合わせてご案内いたします。夜のお食事の新しい楽しみ方として、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
