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九月も半ばを過ぎ、シルバーウィークが近づいてまいりました。

大阪・阿倍野の安来家は、連休中も休まず営業いたします。

ご家族でのお食事や、久しぶりにお顔を合わせる方とのひとときに、秋のお料理をお楽しみいただけましたら幸いです。

今年は九月二十一日が敬老の日、二十三日が秋分の日です。

大切な方へ「いつもありがとう」を伝えたり、ご家族でゆっくり食卓を囲んだり。

日々の忙しさのなかではなかなか持てない時間を、お料理とともに過ごしていただければと思っております。

そんな秋のはじまりに、今日は九月のお料理を締めくくるデザートをご紹介いたします。

安来家では、はじまりから終わりまでを、ひとつの物語としてお料理をお作りしています。最初のひと品で感じていただく季節から、食事の最後に残る余韻まで。ひと皿ずつを味わっていただく時間がつながり、その日のお食事として心に残ることを大切にしています。

九月の物語の結びにご用意するのは、梨のスイーツです。

梨のムースに、その周りには梨のシャーベットを。

そして手前には、皮ごとお召し上がりいただけるナガノパープルを添えています。

同じ梨をムースとシャーベット、ふたつのかたちで楽しんでいただくデザートです。

ムースをひと口、続いてシャーベットをひと口。食感の違いを楽しみながら、ナガノパープルもあわせてお召し上がりください。梨とぶどうを味わうひとときに、秋のはじまりを感じていただけましたら嬉しく思います。

お料理の最後にお出しする甘いひと品にも、その月らしさを込めて。

お食事を振り返りながら、もう少しお話を楽しんでいただく時間に、このデザートがそっと寄り添えればと願っています。

「最後のひと口までおいしかった」と感じていただけるよう、九月の締めくくりにも心を込めてご用意いたします。

連休中のお席についても、ご案内申し上げます。

おかげさまで個室は満席の日も多くなっておりますが、イスのお席には、まだ空きがございます。お日にちによってご案内できるお席が異なりますので、ご希望の日とお時間、人数を添えてお気軽にお問い合わせください。

敬老の日のお食事はもちろん、ご家族でのお出かけの折や、ご友人とのお集まりにも。

皆様でお料理を囲みながら、ゆっくりお過ごしいただけましたら幸いです。

ご自宅などでのお集まりには、お料理の仕出し・配達も引き続き承っております。連休中のご注文も、まだお受けできます。

ただ、同じお時間に配達のご希望が重なった場合には、お届けの時間を少しずらしていただくようお願いすることがございます。ご不便をおかけいたしますが、ご相談しながらお届けできればと思っております。

お店で過ごすひとときにも、ご自宅で囲む食卓にも。

連休の大切なお集まりに、安来家のお料理をお選びいただけましたら嬉しく思います。

皆様からのお問い合わせをお待ちしております。

安来家のおせち料理のご予約が始まりました。新しい一年のご健康とご多幸を願い、一品ずつ丁寧にお作りするおせちです。詳しくはおせち料理のご案内をご覧ください。新年の食卓にも、安来家の味を添えていただけましたら幸いです。

お子様の健やかな成長を喜ぶ日、ご両親や祖父母に感謝を伝える日、そして、これから家族になる皆様が初めて顔を合わせる日。

人生の節目には、お料理を囲みながら、ゆっくりと言葉を交わす時間を大切にしたいものです。

大阪・阿倍野の日本料理 安来家では、個室でのお食い初めや、ご家族のお祝いのお席にご利用いただけます。

ご家族だけの小さなお集まりから、ご親族がそろうにぎやかなお祝いまで、季節のお料理とともに、心に残るひとときをお過ごしください。

天王寺駅からは、阪堺電車、親しみを込めて「チンチン電車」と呼ばれる電車で3駅、約10分。

街なかから少し足を延ばすと、都会の喧騒を離れた静かな場所で、ゆったりと流れる時間をお楽しみいただけます。

天王寺周辺で待ち合わせて、ご家族でお越しになる際にも、ぜひ安来家を思い出していただけましたら幸いです。

お食い初めから、長寿のお祝い、ご両家の顔合わせまで

お食い初めは、生後100日頃をひとつの目安に行われる、日本の伝統的なお祝いです。

赤ちゃんを迎えてからの日々を振り返りながら、ご家族で成長を喜ぶお席。

毎日の暮らしのなかで少しずつ変わっていく表情やしぐさを、皆様で見守る時間も、かけがえのない思い出になるのではないでしょうか。

初節句や七五三も、お子様の成長を家族で分かち合う大切な機会です。

「こんなに大きくなったね」と話しながら、一緒にお料理を味わう。

お祝いの日のお食事が、お子様にとっても、ご両親や祖父母の皆様にとっても、あたたかな記憶になればと願っております。

還暦・古希・喜寿・米寿など、長寿のお祝いにもご利用ください。

日頃は照れくさくて伝えにくい「ありがとう」や「これからも元気でいてね」という気持ちも、皆様で囲むお席なら、自然と言葉にできるかもしれません。久しぶりに会うご親族と近況を話したり、昔の思い出に笑い合ったり。

主役の方とともに、和やかな時間をお過ごしいただければと思います。

また、ご両家の顔合わせにも、落ち着いた個室をご利用いただけます。初めは少し緊張するお席でも、お料理を味わいながら会話を重ねるうちに、お互いのことを知るきっかけが生まれます。

これからのお付き合いの始まりに、ゆっくりとお話しいただける場所としてお選びください。

イス席は最大18名様・お座敷は最大20名様

お祝いのお席は、大人数でのお集まりはもちろん、ご夫婦や親子など、少人数で大切な日を過ごしたいときにも、どうぞご相談ください。

イス席は最大18名様、お座敷は最大20名様までお入りいただけます。ご家族の人数や、お好みの過ごし方に合わせて、お席のご希望をお聞かせください。ご相談の際に、イス席とお座敷のどちらをご希望かもお伝えいただけますと、幸いです。

畳のお部屋に座卓と座椅子を配した個室です。障子越しのやわらかな光や木のぬくもりが感じられる、落ち着いた和の空間。

お料理の合間にも会話を楽しみながら、ご家族でくつろぐひとときをお過ごしください。

お問い合わせの際は、ご希望の日程と人数、どのようなお祝いのお席かをお聞かせください。

お子様もご一緒の場合は、その旨も添えていただければと思います。

お料理やお席について気になることがございましたら、あわせてお尋ねください。

ご家族それぞれの節目に、その季節のお料理を囲んで集まる喜びを。

お食い初め、初節句、七五三、長寿のお祝い、ご両家の顔合わせに、どうぞお気軽に安来家へお問い合わせくださいませ。

九月に入り、秋のお彼岸が近づいてまいりました。

ご家族やご親族でお参りをされ、そのあとに皆様でお食事を囲むご予定をお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今年、2026年の秋のお彼岸は、9月20日から26日まで。

9月23日の秋分の日を中日として、前後三日ずつを合わせた七日間です。

ご先祖様や大切な方をしのび、手を合わせるこの時季は、久しぶりに顔を合わせた皆様が、ゆっくりと言葉を交わす機会にもなります。

思い出を語り合ったり、互いの近況を聞いたり。

そんなお集まりのひとときに、安来家の御料理を添えていただけましたら幸いです。

大阪・阿倍野の安来家では、お彼岸のお食事に、仕出しの折詰弁当や松花堂弁当、店内での懐石料理をご案内しております。

お持ち帰りでのご利用には、写真のような折詰弁当がおすすめです。お一人様ずつの折に御料理を詰めたお弁当は、お集まりのあと、それぞれにお持ち帰りいただく際にも選んでいただきやすい形です。

皆様で同じ席を囲むお食事とはまた違い、お持ち帰りには、その場に長くいられない方にも御料理をお渡しできるよさがあります。お参りのあとのご予定がそれぞれ異なるときなど、お集まりの形に合わせてお選びください。

一方、お集まりの席でゆっくりお召し上がりになる場合には、器でご用意する松花堂弁当もおすすめしております。

折詰とはまた趣の異なる器のお弁当に、お吸い物も添えてお楽しみいただけます。

御料理を味わいながら、お吸い物をひと口。器を前に腰を落ち着けていただくお食事には、会話を交わしながら過ごす楽しみがあります。お持ち帰りを中心にお考えでしたら折詰弁当を、お席でお吸い物とともに召し上がるなら松花堂弁当を。どちらがよいか迷われる場合も、ご利用の場面をお聞かせくださいませ。

お彼岸の時季には、お寺様からのご注文も多数お受けしております。

大切なお集まりのお食事を安来家にお任せいただけますことに、心より感謝申し上げます。

お寺様でのお集まりも、ご家族でのお食事も、人数やご予算、お食事の時間はそれぞれです。

法要やお参りのご予定に合わせて準備を進めるなかで、「この予算でお願いできるだろうか」「この時間に合わせられるだろうか」とお考えになることもあるかと存じます。

ご予算やお時間などにつきましては、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

ご希望を伺い、できるかぎりお応えできる形を検討させていただきます。

ご相談の際に、お日にちや人数、ご希望のお時間などをお知らせいただけましたら、ご案内がしやすくなります。

もちろん、ご来店でのご利用も大歓迎です。

お参りのあとのお食事や、ご親族がおそろいになる機会に、安来家の懐石料理はいかがでしょうか。

一品ずつ御料理を味わいながら、皆様でゆっくりとお過ごしいただけましたら、私どももうれしく存じます。

大切な方を思い、今ここに集えるご縁を感じるお彼岸。

食卓を囲む時間が、皆様にとって心に残るひとときとなりますように。

仕出しでも、ご来店でも、お集まりの場に合った形で安来家の味をお楽しみくださいませ。

九月は、旧暦で「長月」と呼ばれる月。まだ暑さを感じる日もありますが、暦や草花に秋の訪れを感じる頃です。

安来家では今月、九月九日の「重陽の節句」をテーマに、季節の懐石料理をご用意しています。

重陽の節句は、五節句のひとつです。古くから縁起がよいとされた陽の数のうち、最も大きな「九」が重なることから「重陽」と呼ばれます。長寿を願う菊との結びつきが深く、「菊の節句」という名でも親しまれてきました。

桃の節句や端午の節句に比べると、今では耳にする機会が少ない重陽の節句ですが、季節の節目に健やかな日々と長寿を願う心は、今の暮らしにも静かに寄り添います。安来家の九月の献立も、その心を一皿ごとに映していきます。

菊の着せ綿に、健やかな願いを込めて

写真の右上に添えているのは、重陽の節句を象徴する「着せ綿(きせわた)」です。

着せ綿とは、重陽の前夜に菊の花へ真綿をかぶせ、夜露と菊の香りを綿に移す古くからの風習。

翌朝、その綿で身をぬぐい、無病息災や長寿を願ったと伝えられています。

ふんわりと綿をまとった菊の姿は、それだけでも愛らしいものです。

そこに込められた意味を知ると、昔の人々が花や露に託した願いまで身近に感じられます。

料理そのものだけでなく、こうしたしつらえも日本料理の季節を伝えてくれます。

季節の行事に込められた願いを、御料理の席でも感じていただけるように。九月の懐石の始まりに、菊の着せ綿をしつらえました。先付を前にしたとき、まず目で菊の節句の趣を味わっていただけましたら幸いです。

粟麩の白和えと、秋鱧のとろろ和え

左の器は、粟麩と柿、シャインマスカットの白和えです。

粟麩は表面を炙り、もちもちとした食感を楽しんでいただけるようにしました。

柿とシャインマスカットを合わせたフルーツの白和えですので、白和え衣には少量のクリームチーズを加えています。

果実と白和えがなじみよく重なり、その中に粟麩の食感が加わります。

仕上げには柚子の皮を振り、ひと口ごとに香りが立つようにしています。

粟麩、柿、シャインマスカット、それぞれの食感をひとつの白和え衣がつなぎ、最後に柚子の香りが残ります。

小さな器の中でも、口に運ぶ組み合わせによって異なる味わいを楽しんでいただけます。

右側は、蛇腹胡瓜と鱧の唐揚げのとろろ和えです。細かく蛇腹に切った胡瓜を土佐酢にくぐらせて盛り付け、その手前にカリッと揚げた鱧を添えています。

鱧といえば夏の印象が強い魚ですが、秋の鱧は夏よりも脂がのっておいしいともいわれます。

その鱧に、土佐酢と混ぜた山の芋を上からかけ、黄身酢と鰹節で仕上げました。

蛇腹胡瓜の歯ざわり、鱧の唐揚げのカリッとした食感、山の芋のとろろ。それぞれを味わったあとに、ひとつに和えて召し上がっていただくと、食感と味わいの重なりが変わっていきます。

黄身酢の風味や鰹節の香りも含め、食べ進めるほどに移ろうひと皿です。

先付は、これから始まる懐石の最初にお出しする御料理です。

ひと目で季節を感じ、ひと口の中でいくつもの香りや食感に出会っていただくことが、その後に続く御料理への楽しみにつながるようにと考えています。

白和えでは、炙った粟麩のもちもちとした食感に、柿とシャインマスカット、柚子の香りを。

とろろ和えでは、胡瓜と鱧の異なる歯ざわりに、土佐酢、黄身酢、鰹節の風味を。

九月の先付は、菊の節句の趣とともに、味はもちろん、香りや食感の変化まで楽しんでいただけるようお作りしています。

安来家では、店内の懐石料理だけでなく、仕出しの折詰弁当や松花堂弁当でも、同じように季節替わり・月替わりの御料理をお届けしています。

ゆっくりと懐石を囲むひとときに、また、ご自宅やお集まりの席でのお弁当に。

お好きな楽しみ方で、九月ならではの安来家の味をお召し上がりください。

8月も、もう終わりを迎えようとしています。暦は処暑を過ぎましたが、日中にはまだ厳しい暑さが残り、涼やかな味わいがうれしく感じられる頃です。一方で、朝夕の空気や少しずつ短くなる日の長さに、次の季節の気配も見え始めます。

夏をきっぱりと終えるにはまだ早く、けれども秋は少しずつ近づいている。

八月の末には、そんな二つの季節が重なる趣があります。

今の季節を最後まで味わいながら、その先にある秋を思うのも、この時季ならではの楽しみです。

2026年は8月23日が処暑、9月7日が白露です。処暑は暑さがおさまる頃、白露は草に露が宿る頃とされ、8月の終わりは、まさに夏から秋へ渡っていく途中にあります。

実際の暑さは暦どおりにはいかないものですが、日本料理の献立は、こうした小さな季節の変化をひと足早く映していきます。

安来家でも、9月を迎えると御料理は一気に秋へと移ろいます。

そこで今回は、秋の献立へ進む前に、夏本番の8月にお出しした先付をご紹介いたします。

青い器で始まる、8月の先付

会席の始まりに、爽やかな印象をお届けしたいと考え、盛り付けには青い器を選びました。

器の中には、夏が旬のスズキと、茄子、トマト、パプリカ、アスパラガス、ラディッシュ。

夏野菜のさまざまな色が、青の器の中に浮かぶように。

色も形も異なる夏野菜を少しずつ盛り合わせると、ひと皿の中に八月の鮮やかさが広がります。

そこへ青い器が加わることで、御料理をお運びした瞬間から涼を感じていただけるようにしました。

お箸をつける前の眺めも、先付の味わいの一部です。

スズキと夏野菜の上からかけたのは、土佐酢のジュレです。

土佐酢をジュレにすることで、涼やかな夏の仕立てにしました。

その上に、黄身酢をぬった車海老を飾り、蓮根チップを添えて完成です。

最初のひと口は、ぜひそのままでお召し上がりください。スズキ、夏野菜、土佐酢ジュレ、黄身酢をぬった車海老を、それぞれの取り合わせとともに味わっていただけます。

そして途中からは、別添えの酢橘を絞って。酢橘の香りと酸味が加わり、同じひと皿の中に新しい表情が生まれます。はじめの味わいと、酢橘を添えた後の味わい。その変化も、この先付の楽しみのひとつです。

お客様ご自身の頃合いで酢橘を絞っていただくことで、食べ進める時間にも小さな変化が生まれます。最初からすべてを一つの味にせず、ひと皿の途中にもう一つの楽しみを残しておく。夏の先付を最後まで軽やかに召し上がっていただくための趣向です。

先付は、これから始まる会席への期待を込めた最初の御料理です。

暑さの盛りには、器の色や土佐酢ジュレ、酢橘までをひとつの流れとして考え、目にも口にも爽やかに始まるようご用意しました。青い器に映る夏野菜の彩りには、過ぎゆく夏の鮮やかさも重なります。

小さなひと皿ではありますが、最初にどのような器で、どのような味わいをお届けするかによって、その後に続く会席の印象も変わります。八月の先付には八月らしい涼やかさを込め、季節の入口としてお出ししました。

名残の夏を惜しみながら、献立は次の季節へ。

器、食材、盛り付け、味わいを少しずつ変えながら、その時季ならではの景色を一皿に映していくことは、日本料理の楽しさのひとつです。

9月からは、秋へと移ろう季節の御料理で皆さまをお迎えいたします。

残暑の向こうに待つ秋の味わいも、どうぞ楽しみにお待ちください。

お食事のご予定がございましたら、お席や仕出し・会席・懐石についてもお気軽にお尋ねください。

本日8月15日、お盆も残すところあと二日となりました。今年も、お店へのご来店はもちろん、ご自宅でのお集まりに合わせてたくさんのご注文をいただき、多くの場所へお料理を配達させていただきました。安来家をお選びくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。

ご家族やご親族が顔を合わせるお盆の食卓。

その大切なひとときに安来家のお料理を添えていただけることを、ありがたく感じております。

お届け先で皆さまが器を囲まれる様子を思いながら、一つひとつご用意いたしました。

暦の上では立秋を過ぎ、処暑へ向かう頃ですが、日中にはまだ夏の暑さが残ります。

今月の松花堂弁当にも、夏の食材やジュレを取り入れ、この時季ならではの献立をお詰めしています。

8月の松花堂弁当

今回の写真は、配達用の器でお持ちしている「松花堂弁当」です。四つに仕切られた器の中から、今月のお料理を二品ご紹介します。

左上は、今月の炊き合わせです。

賀茂茄子、鮎の唐揚げ、小芋を盛り、トマトと湯葉のあんをかけました。

上には叩いたオクラを飾っています。炊き合わせにトマトの色合いと湯葉を合わせ、8月のひと品としてご用意しました。

右下は、鱸と夏野菜の土佐酢ジュレがけです。鱸と夏野菜に、土佐酢をジュレにして合わせました。

暑さの続く時季に、鱸と夏野菜を召し上がっていただく一品です。

今月は、トマトと湯葉のあんを合わせた炊き合わせと、土佐酢をジュレにした鱸と夏野菜のお料理を、ひとつの松花堂弁当に盛り込みました。

あんかけとジュレ、それぞれの仕立てで、8月の献立に変化を添えています。

写真にはほかのお料理も収めていますが、松花堂弁当の内容は季節ごと、月ごとに変わります。

お届けしたお弁当に何が入っているのか、ひと品ずつ分かりやすくお楽しみいただけるよう、献立の紙もお付けしています。

蓋を開けたときだけでなく、献立を読みながら、その月の料理を味わっていただけましたら幸いです。

ご来店の会席料理でも、月替わりの季節の献立をご用意しております。

お店でゆっくり召し上がっていただく会席料理と、ご自宅やお集まりの席へお届けする松花堂弁当。

形は異なりますが、どちらにも、その時季に味わっていただきたい料理を取り入れています。

仕出しのお料理は、お店を離れた場所で召し上がっていただくものです。だからこそ、献立の内容が伝わることも、お食事の楽しみのひとつと考えています。

季節ごと・月替わりのお料理と献立の紙を通して、安来家の会席料理と同じように、移りゆく季節を感じていただける松花堂弁当を目指してまいります。

8月17日から19日まで振替休業いたします

安来家は、8月17日から19日まで、お盆の振替休業日とさせていただきます。

ご来店や配達をご予定の皆さまには、ご不便をおかけいたします。日程をお間違えのないよう、どうぞよろしくお願いいたします。

お盆が明けても、まだ暑い日が続きそうです。お休みの後も、ご来店での会席料理、松花堂弁当をはじめとする配達ともに、季節のお料理をご用意してまいります。

お盆期間中にご利用くださった皆さまへ、あらためて心より感謝申し上げます。これからも安来家をどうぞよろしくお願いいたします。

安来家の7月の炊き合わせは、夏の定番「いもたこなんきん」に、冷たい旨味出汁のジュレをかけてお出ししています。

暑い日が続くなか、ひと口ごとに少しでも涼味を感じていただきたいと考えた、盛夏のひと品です。

2026年7月18日は、二十四節気の小暑を過ぎ、7月23日の大暑へ向かう頃。

夏の暑さがいよいよ深まる時季だからこそ、日本料理では味わいだけでなく、温度や盛り付け、器の中の表情にも涼を映します。冷たいものを心地よい冷たさのまま召し上がっていただくことも、季節のおもてなしのひとつです。

今回の炊き合わせでは、いも、たこ、なんきんに、冷たい旨味出汁をジュレにして重ねました。

さらりと流れる出汁とはまた違い、きらきらとしたジュレが素材の間に留まることで、涼しげな仕立てになります。

炊き合わせと一緒に、冷たい出汁の旨味をゆっくり味わっていただければと思います。

手前にはヤングコーンを置き、上には花穂紫蘇をあしらいました。ひとつの器の中に、炊き合わせ、ジュレ、夏のあしらいを合わせ、暑い季節にも箸を運びたくなるような一皿を心がけています。

見た瞬間の涼やかさから、口にしたときの冷たさ、出汁の余韻まで、7月らしさを感じていただけましたら幸いです。

仕出しでも、冷たいジュレをそのままに

このひと品で大切にしているのが、店内だけでなく、仕出し弁当や配達でも温度を意識することです。

安来家では「温かいものは温かく、冷たいものは冷たく」という思いで、一つひとつのお料理をお作りしています。

料理に合った温度も味わいの一部と考え、お届けする場面でも、その良さをできる限り損なわない方法を重ねています。

仕出しでは、お作りした料理をお届け先で召し上がっていただきます。

そこで大切になるのは、店内と同じ献立をご用意することに加え、お届けしたときにどのような状態であるかまで考えることです。冷たい料理を冷たい状態でお届けすることは、暑い季節には特に大切です。

今回のジュレにも、仕出し屋として「食べるときのおいしさ」を大切にしてきた安来家の姿勢が表れています。

とりわけ暑い時季のジュレは、時間とともに溶けやすいものです。

そのため、仕出しではできるだけ直前にジュレをかけ、なるべく溶けないよう工夫しています。

冷たい旨味出汁のジュレを選んだことだけでなく、いつかけるかまで考えること。

小さな違いではありますが、召し上がるときの涼味を守るために欠かせないひと手間です。

安来家は、仕出し屋として始まりました。

お店の懐石料理と仕出し弁当では、器やお届けの方法が異なりますが、召し上がる方に季節を感じていただきたいという思いは変わりません。店内でお出しする懐石と変わらぬものを仕出し弁当でもお届けできるよう、ジュレをかけるタイミングをはじめ、お届けする直前までできることを考え、これからも工夫と改良を重ねてまいります。

いも、たこ、なんきんの親しみのある取り合わせに、冷たい旨味出汁のジュレを添えた7月の炊き合わせ。

ヤングコーンと花穂紫蘇のあしらいとともに、安来家ならではの夏の涼味をお楽しみください。

店内のお席でも、仕出しのお届け先でも、暑い一日のひとときが少しでも涼やかなものになればうれしく思います。

7月の八寸は、七夕の献立として、笹をあしらい、露打ちをした器で夏らしく盛り付けました。

小暑を過ぎ、大暑へ向かう7月は、暑さが日ごとに深まる頃です。

食卓には、涼しさを感じる器づかいや、酸味、香り、みずみずしさがよく合います。

今回の八寸では、七夕の笹を添え、器に露を打つことで、見た目にも涼やかな印象を大切にしました。

ひと品ずつの味わいを楽しみながら、盛夏へ向かう季節の気配を感じていただける内容です。

白い器には、もずくと長芋と新生姜の酢の物を。

もずくの口当たりに、長芋のなめらかさ、新生姜の香りが重なり、暑い時期にもすっと箸が進む一品です。

左のガラスの器には、きゅうりとじゅんさいのゼリー寄せをご用意しました。

透明感のある器とゼリー寄せの涼しげな表情が、七夕の献立にやさしい涼を添えています。

その下には、う巻を盛りました。いつものだし巻き卵を、2026年7月26日の土用の丑の日にちなんで、今回はうなぎを巻いた仕立てにしています。夏の献立の中に、土用の丑の日を少し先取りする楽しさを加えた一品です。

七夕の八寸に、夏の味を少しずつ

右側の木の板の上には、車海老、アスパラガス、鱧の子の卵寄せを合わせた三色物を置きました。

色合いの違う素材を並べることで、八寸らしい華やかさが生まれます。

横には、鯵のゆず味噌チーズを。アジをフライにし、その上にゆず味噌とモッツァレラチーズをかけて焼いています。和の香りとチーズのまろやかさが重なり、ひと口の中に少し意外性のある味わいが広がります。

真ん中には、さつまいものレモン煮を添えました。ほのかな甘みとレモンの香りが、献立の中でやわらかな箸休めになります。左下には、いちじくの生ハム包みを。いちじくの甘みと生ハムの塩味が寄り添い、夏の八寸に明るい印象を加えてくれます。

右下には、水茄子の小袖寿司をご用意しました。

ぬか漬けにした水茄子を小袖寿司にし、上にはポン酢で和えた鰹節と奴葱を飾っています。水茄子のみずみずしさに、鰹節と奴葱の香りが添わり、最後まで軽やかに召し上がっていただけます。

八寸は、献立の中で季節の挨拶のような役割を持つお料理です。

器、盛り付け、色合い、香り、行事の気配を少しずつ重ねながら、その月らしさを一皿に込めていきます。

今回は、七夕の笹と露打ちの涼やかさに、酢の物、ゼリー寄せ、う巻、三色物、揚げ焼き、煮物、寿司を取り合わせ、7月らしい夏の八寸に仕立てました。

安来家では、季節の懐石料理として、その時期に合わせた献立をご用意しております。

7月の八寸では、七夕の趣と土用の丑の日を思わせるう巻を通して、夏の味わいをゆっくりお楽しみくださいませ。

7月の椀物として、夏らしい鱧のお椀をご用意いたしました。

2026年は7月7日に小暑、7月23日に大暑を迎えます。梅雨明けの気配から盛夏へ向かう頃は、暑さの中にも、香りや余韻の涼しさがうれしい季節です。

椀物は、献立の中でも出汁の味わいをまっすぐに感じていただく一品。7月は、鱧を中心に、焼き茄子、冬瓜、梅、柚子を合わせ、夏の空気を映すお椀に仕立てました。

お椀の奥には焼き茄子を入れ、手前には湯引きした鱧を置いています。上には冬瓜をのせ、鱧の上には梅を添えました。

仕上げには振り柚子をし、蓋を開けた瞬間にふわりと香りが立つようにしています。

椀物は、器の蓋を開ける一瞬も含めて味わっていただくお料理です。湯気とともに立ち上がる柚子の香り、出汁のあたたかさ、梅のほのかな酸味。

口に運ぶ前から、夏の献立へ自然に気持ちが向かうような一椀を目指しています。

鱧、冬瓜、梅、柚子

湯引きした鱧は、夏の椀物らしい軽やかさを持ちながら、出汁の中でしっかりと存在感を見せてくれます。

梅の酸味を少し添えることで、暑い時期にも口に運びやすく、椀全体にきれいな印象が生まれます。

冬瓜は、淡い色合いとみずみずしさで、お椀に涼やかな表情を添えてくれる食材です。

奥に入れた焼き茄子は、夏野菜らしいやわらかさと香ばしさを持ち、鱧や冬瓜とはまた違う味わいの重なりを作ります。

そこへ柚子の香りが加わることで、最後のひと口まで夏らしい余韻が続きます。

それぞれの素材を強く主張させるのではなく、出汁の中でひとつの椀物としてまとまることを大切にしています。

鱧、焼き茄子、冬瓜、梅、柚子。夏の素材と香りが少しずつ重なり、懐石料理の流れの中で、次のお料理へ心地よくつながっていきます。

出汁を引くこと

安来家では、出汁の引き方をなによりも大切にしています。すべてのお料理の味が決まると言っても言い過ぎではないほど、出汁は日本料理の土台になるものです。

椀物では、その大切さが特にはっきりと表れます。

具材の香りや食感を受け止めながら、主張しすぎず、けれど物足りなくならない。

鱧、焼き茄子、冬瓜、梅、柚子のひとつひとつが自然につながるように、出汁が全体を支えています。

毎日同じように見える仕事でも、出汁はその日の温度や素材の状態に向き合いながら引いています。

安来家では、毎日大事に、丁寧に丁寧に出汁を引き、その日の献立へつなげています。

出汁の香りがきれいに立つと、椀物の印象だけでなく、その後に続くお料理の感じ方にも自然な流れが生まれます。

だからこそ、安来家では日々の基本の仕事を大切にし、季節の素材を受け止める出汁を丁寧に引いています。

7月の懐石料理では、盛夏へ向かう季節に合わせたお料理をご用意しております。夏の鱧のお椀を通して、出汁の香りと、旬の組み合わせをゆっくりお楽しみくださいませ。

7月の先付として、とうもろこしの擦り流しをご用意いたしました。

夏のはじまりに、さっぱりと召し上がっていただけることを大切にしながら、

ひと口の中にきちんと満足感が残るよう考えた一品です。

2026年は7月2日が半夏生、7月7日が小暑です。

夏至を過ぎ、七夕や小暑を迎える頃は、湿り気のある暑さから少しずつ盛夏の気配へと移っていきます。

冷たさや軽やかさがうれしい時期ですが、ただ軽いだけではなく、

食事のはじまりとして印象に残る味わいも大切にしたいところです。

今回の擦り流しは、とうもろこしを主役にした、涼やかな先付です。

器の蓋を開けたときに、夏らしい色の現れ、これから始まるお食事へ自然に気持ちが向かうような一皿を目指しました。

真ん中には、汲み上げ湯葉を合わせています。

とうもろこしのやさしい風味に、湯葉のなめらかな口あたりが重なり、軽やかでありながら、

すっと消えてしまわない余韻が生まれます。

夏の先付として重くなりすぎないようにしながら、ひと口ごとの厚みも感じていただける組み合わせです。

とうもろこしの擦り流しは、なめらかさの中に素材の甘みをどう残すかで印象が変わります。

今回は、口あたりをやさしくしながらも、中央に湯葉を置き、炙った帆立やとうもろこしを合わせることで、

香りと食感に小さな起伏を持たせました。

帆立は炙って香ばしさを添えました。

叩いたオクラの青みと、炙ったとうもろこし、ミニトマトを合わせることで、色合いにも味わいにも変化が出ます。

とうもろこしの擦り流しの中に、湯葉、帆立、オクラ、炙ったとうもろこし、ミニトマトが少しずつ表情を加え、最後まで単調にならない先付に仕立てています。

夏の料理は、涼しさだけに寄せると物足りなくなり、力強くしすぎると食事のはじまりには重たく感じられることがあります。今回は、とうもろこしのやわらかな甘みを軸に、湯葉のなめらかさ、帆立の香ばしさ、オクラの涼やかな口あたりを合わせ、夏の入口らしい軽さと満足感の両方を大切にしました。

先付は、会席の最初に季節をお伝えするお料理でもあります。7月の空気、器を開ける楽しみ、口に含んだときの温度や香り。そのひとつひとつが、後に続くお料理への流れを作ります。安来家では、月ごとの献立の中で、その時期に心地よい味わいを考えながらお料理をご用意しています。

また、安来家では店内でのお食事に加え、仕出しも承っております。ご家庭でのお集まり、法事や慶事のお席など、用途に合わせたお料理についてもご相談ください。

来店での御料理と変わらない季節のお料理を、ご予定に合わせてお届けできるようご用意いたします。

なお、安来家では大阪市プレミアム付商品券2026もご利用いただけます。

ご利用方法や最新のお知らせをご確認のうえ、お会計時にお声がけください。

暑さが深まっていく7月、まずは涼やかな先付から、季節の味わいをゆっくりお楽しみくださいませ。

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