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10月は神無月。

神のいない月と書きますが、諸説あるなかで

全国から一斉に神がいなくなる月という、

全国の神が出雲に集まると言われております。

全国の神が集まり、神々の会議が出雲で行われます。

「人があらかじめ知ることができないこと」

つまりは人の縁やそれに関わる万事諸事について決められるそうです。

近年では出雲大社の人気の理由のひとつにもなっている

男女の縁結びもその中のひとつですね。

出雲以外の全国各地では、出雲に向かう神様を送り出す「神送り」

出雲から帰ってくる「神迎え」

そのような儀式が旧暦10月には行われていました。

そのときに餅や里芋などが供えられていたこともあり

今月の会席料理のデザートに餅を使った一品を。

亥の子餅は、その名の通りいのししの子「うり坊」に見立ててお作りしており、

外側にきなこ、求肥に黒胡麻あんを包み、中にはシャインマスカットをくるんでおります。

中身は安来家流の日本料理アレンジですが、

古くから無病息災を願って食べられていたと言われています。

左には和栗を使ったクリームブリュレ。

こちらは去年もご好評頂いておりましたので

今年も引き続きデザートにさせていただきました。

会席料理の始まりから終わりのデザートまで

ひとつたりとも、気を抜くことなく季節を感じていただける

御料理を意識してお届けしておりますので、

毎月の変化を感じていただけたらと思います。

                                                 

安来家ではおせち料理のご予約を受け付けております。

1人用から三段重まで幅広くご用意しておりますので

まだまだ日にちはございますが、お早めにご予約いただければ幸いです。

配達もしておりますので、気になる点等ございましたら

お気軽にお問い合わせくださいませ。

日本料理ならではの季節を味わっていただくために。

先月9月は十五夜、お月見がありましたので

先付けにはお月様。満月を黄身とろろで🌕

中には、昆布締めにしたサゴシを薬味和えに。

長芋で作ったうさぎも添えて🐇

左下には、旬の鱧を竜田揚げに。

叩いた梅とすりおろした林檎を和えて、かいわれと一緒に。

すすきも添えて。夏から秋へと移り変わり。

ファッションの業界ほど早くはありませんが、

実際の季節よりはひと足早く季節が進んでいく御料理。

それはやはり日本の風土、山もあって川もあって

特に自然の多く残る地域では、いち早く季節の訪れを知らせてくれます。

それを御料理に変換することで

我々はみなさまに日本ならではの文化と季節を感じて頂くものづくりが出来ていると

日々実感できております。

少しずつ少しずつ変わっていく会席料理を

小さな変化にも注目して頂きながら

安来家の日本料理を体感していただけたらと思います。

                                                    安来家ではおせち料理のご予約を受け付けております。

お電話でも店頭でもお伺いしておりますので、

まだまだ日にちはございますが、お早めにご予約いただければと思います。

配達もしておりますので、気になる点等ございましたら

お気軽にお問い合わせくださいませ。

その時期、その季節ごとに合わせた

意味のある御料理をお召し上がり頂くことも

日本料理、会席料理の醍醐味のひとつだと考えております。

今回は文月、7月の会席料理の中に、そうめんを。

賀茂茄子の肉味噌そうめん。

七夕は短冊に飾りをつけて、そこに願い事を書くというのが一般的ですが。

それに加えて、そうめんを食べるということもあるそうで。

そうめんを糸に見立てて、「芸事が上手くなるように」

小麦が毒を消すという言い伝えから「健康になるように」

そんな意味を込められて、食べられていたなんて話も。

やはり季節を味わうということをテーマにしている日本料理ですから、

そんな季節の行事ごとに食べるものも、コースのなかに織り交ぜていくのも

会席料理の面白いところではないかと思います。

そんなそうめんを7月は今が旬の、賀茂茄子を使って。

半分に切って中をくり抜いて。

皮は丸ごと素揚げにして、器とし、

中身を鶏のミンチと田楽味噌で味付け、肉味噌にして上からかけます。

そうめんはひんやり、肉味噌は温かく、

温度差のある料理に。

これから夏本番の季節、外に出歩くのも億劫になる時期ですが、

個室も各お部屋も涼しくなっておりますので、

夏ならではの季節を味わいに、阿倍野は安来家へお越し頂ければ幸いです。

6月になってくると、夏本番とまでは言い難いものの

かなり暑く蒸し蒸しとした日が続いてきます。

そんなこの水無月の季節にも、紫陽花であったり、

さまざまな細かい季節の移ろいが感じられます。

そんななかで今回は会席料理の今月の炊き合わせをご紹介致します。

日本料理の伝統を大切にしながらも、

毎月新たな挑戦をしようということで

今月の炊き合わせは、山椒のオパリーヌ。

オパリーヌというのは、砂糖を溶かして再結晶させたものを

粉々にして極薄の飴を焼いてパリパリにしたもので、

とくに西洋料理のデザートなどで見たことある方もいらっしゃるかもしれません。

それを今回の炊き合わせのメインである、牛肉の山椒煮にあわせて

その極薄の飴に山椒の粉を混ぜて、さらに綺麗な丸に型取るために

オブラートを使用しています。

オブラートも水には溶けるが熱には強いという性質を利用して

この御料理が完成いたしました。

山椒のオパリーヌをよけるとこのようなかたちに。

牛肉の山椒煮、新小芋、ミニトマト、スナップえんどう、黄身おろし。

安来家では、テーマである「伝統と革新」をより意識して

毎月美味しいのはもちろんのこと、楽しんで頂けるよう

大阪は阿倍野から発信していきたいと考えております。

日々精進で取り組んでいきます。

桜も散り、暖かくなってくると

緑の綺麗な新緑の季節を感じてきます。

会席の御料理の方も緑が綺麗な、少しずつ春から夏へと

移り変わりを感じられるような献立をご用意しております。

まずは先付から。

今月は日本料理ではあまり馴染みがないかもしれませんが、

見た目と食感で楽しめる泡ソースで始まります。

和食の基本となる八方出汁をとり、そこへしっかりわさびを効かせ

泡立てることにより、シュワシュワと溶けていく泡を感じていただけます。

下には、この季節の蓬を練り込んだ蓬豆腐。

上にいくら、手前に車海老となっております。

器として敷いておりますのが、この時期グングンと大きくなってきた蓮の葉。

そして右側が、名残の筍を使った筍の煮こごり。

本来煮こごりは、肉などのコラーゲンが固まってゼラチン状になったものを指しますが、

筍を炊いた出汁まるごとで固めた、筍を使った煮こごり風となっております。

上には鮑の酒蒸し。

5月が始まり夏へと移り変わっていく、そんなはじまりを感じられるようにと

この御料理で始めさせて頂いております。

これから気温も上がり、どんどん暑くなり季節が変わっていく

そんな移ろいを、阿倍野では安来家の御料理で

細やかな季節の変化を感じて味わって頂けますと幸いです。

安来家では、お座敷(個室)、テーブル席、カウンター席

多種多様な場面でご利用頂けるようご配慮致しておりますので、

お気軽に普段使いから、特別なシーンでのご利用まで

心よりお待ちしております。

4月になり、桜も満開、もう散り始めている頃でございますが、

今月も装い新たに、新献立の御料理をお作りさせて頂いております。

4月の椀物は、この時期の王道、うすい豆のすり流し。

古くから日本料理で受け継がれている調理で、

ボイルしたうすい豆を一粒ずつ薄皮を剥いていき

その後丁寧に裏漉ししていきます。

時間と手間のかかる仕事ですが、ひとつひとつを大切にすることによって

お客様の前に出たときに、その素材がもつ素晴らしさが輝くと考えています。

合わせるのは下から、春の桜を感じさせる道明寺粉

その上に、鱗を付けたままカリカリに揚げた甘鯛松笠揚げ

春の山菜のこごみと桜の花を塩漬けにしたものになります。

薄く葛を溶いて仕立てております。

阿倍野安来家のテーマでもある「伝統と革新」

その伝統の部分を存分に味わって頂けるお椀になるかと思います。

古きを大切にしつつ、しかしながら変化することも恐れず、

何を守り何を創造していくかを、しっかりと見極めながら

精進していきたいと思っております。

3月になりますと、一気に景色も御料理も春めいてきます。

そんななかでも、日々少しずつ春に向かっていくような

そんな小さな変化を繊細にお伝えできる会席料理をご提供できるようにと考えております。

安来家では、基本的に前菜という始まり方はせず、

先付から椀物、お造りが出て八寸、といった少しずつお酒と共に進んでいく献立となっておりますが、

お昼限定の昼鮨会席では、こちらの前菜から始まります。

安来家でいうところの、先付と八寸が合体した、華やかな盛り付けとなっております。

食材も春めいてきまして、

左上から若牛蒡の炒め煮、3月はひな祭りもありますのでちらし寿司、

菜の花のからし和えに分葱と赤貝のヌタ。

真ん中の菱形の器は、かぶらのみぞれ和えで

中には煮穴子と焼きそら豆、そして春の七草のセリを和えて。

春は苦味やアクの強い食材が多いので、手間暇もいつも以上にかかるやっかいものばかりですが

さまざまな調理法で美味しくお召し上がり頂けるよう日々追求しておりますので

目で見て、香りも楽しみながらお召し上がり頂けますと幸いです。

安来家では個室のお座敷が二部屋ございますが、

3月は雛人形をお飾りしていますので、今月のみ一部屋となっております。

土日祝日はご予約が取りにくくなっておりますので、

4月以降もお早めにご予約をお取り頂けますようお願い致します。

春の安来家の日本料理もぜひお楽しみ下さいませ。

2月は節分、そしてバレンタインデーと

2つの大きなテーマがあります。

その中でもわかりやすく会席料理のデザートで表現できるのが

バレンタインデーからのインスピレーションを受けたスイーツです。

上はチョコレートを使用し、バレンタインデーの華やかさを表現したチョコ細工。

中のメインは酒粕のアイスとなっております。

酒粕を練り込んだアイスで、少しアルコールも感じる大人の味ですが、

これがチョコレートとの相性が非常に良いのです。

酒粕からでるアイスの深い味わいが、チョコレートのコクととてもマッチして

相乗効果を得られているととても感じました。

ある程度、想像し予測して作っていきますが、

そんなイメージを超える感覚・味になると非常に嬉しいものです。

酒粕の日本酒という和の要素も存分にに味わって頂きたいと思います。

安来家では、テイクアウトや仕出し・配達も行っております。

懐石料理でお作りするデザートは、溶けたり崩れたりの関係もあり、

配達では付けることができません。

ですので、ぜひお店にお越しになれた際は、デザートの最後の最後まで

感じて味わっていただきたいと考えております。

先付からデザートまでをひとつの物語として捉え、

日本料理のコースとしてお作りするのが安来家の会席料理です。

御料理から何か感じとっていただけたら幸いです。

2月は、1年の中でも最も寒いとされている時期です。

そんな冬本番にご来店いただくお客様へのおもてなしを考えたときに、

まずいちばん最初にお出しする御料理は、芯から温まる御料理が良いのではないか、

そのように考え、本年の如月の先付に「甘鯛の蕪蒸し」をお出ししています。

「蕪蒸し」はかぶらの白さを雪に見立てた冬の定番の御料理です。

京都の聖護院かぶらを使用し、白に包まれた中には甘鯛を酒蒸しにして入れております。

この甘鯛も高級魚ですが、さらに市場にあればもうひとつ上のランクとされる「白甘鯛」を。

今のところ、安定して仕入れ出来ているので「白甘鯛」でお作りお出ししております。

手前には炊いた車海老を飾り、上から熱々の餡を掛けます。

お好みでわさびをつけてお召し上がり頂くと、

始まりから芯から温まる冬の本番ならではの季節を味わって頂けます。

昔から受け継がれる日本料理を、少しずつ時代の流れを汲み取りアレンジしていくことで

日本人で良かったと、そう思える瞬間があっても良いものですね。

日本料理安来家では、配達、お持ち帰りのお弁当から

お座敷、個室での懐石料理のご提供までさせて頂いております。

土日祝日は、混み合うこともございまして、

ご希望時間通りにいかなく、時間調整していただくこともでてきております。

ご予約頂いた順に配達時間、ご来店時間等調整させて頂いておりますので、

お早めにお電話にてご予約頂戴できますと幸いです。

ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

新年の献立でご提供させて頂いている1月ですが、

椀物は『ブリ大根 白味噌仕立て』となっております。

1月の捉え方として、まず新年、そして正月という大きなテーマがあります。

正月に雑煮をいただくというのは広く知られた日本の文化であり、

関西では白味噌仕立てが主流となっています。

白味噌は、古くは大豆がとれず米が多くできる関西にぴったりの素材でした。

それが京都から流れてきた白味噌仕立ての文化に、右へ倣えとしてきたようです。

日本料理には、古くからある歴史的事情が数多く存在しますね。

そういった伝統も大切にしながら、受け継ぎ、そして新しいものを吹き込んでいく。

それが我々現代の和食に携わる人間の役目だと考えています。

意味のあるものを、その意味を大切にし、ご提供させていただく。

阿倍野で続く安来家が大切にしているものでございます。

甘みの深い大根と、とろける食感のブリ

どちらも今が旬の食材と、意味を持たせた白味噌との相性を

ぜひ味わって頂けたらと思います。                                                                                                                                        

安来家では2月3日節分の恵方巻きのご予約を受付ております。

上巻寿司、巻寿司、いなり、助六寿司、いわし(2匹入)その他細巻き各種

初代は寿司・仕出しの店として始まった安来家の恵方巻きを

どうぞよろしくお願い致します。

ご不明な点等、お問い合わせはお気軽にお電話くださいませ。

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